自己都合退職と会社都合退職の違いとは | ディラキャリ

そもそも自己都合退職と会社都合退職の違いとは

自己都合退職とは
転職や結婚、子育てなど労働者側の都合で退職することを言います。

会社都合退職とは
経営不振や倒産、リストラなど会社側の都合で一方的に労働者を退職させることを言います。

どちらも「退職」であることに違いはありませんが、「自己都合」か「会社都合」かによって、大きく変わってくる部分がありますので、早速みていきましょう。

失業保険について

自己都合退職の場合、支給まで「2カ月+7日以降」の待期期間があるのに対して、会社都合退職の場合は「7日以降」と早く受け取ることができます。
さらに会社都合の方が受給資格が緩和されていたり、受給期間が長いというメリットもあるため、会社都合退職をされた方は、忘れずにハローワークに離職票を提出し手続きを進めましょう。その際、離職票の退職理由があっているか必ず確認をしてください。会社都合退職のはずが、自己都合と記載されてしまった場合、スムーズに失業保険を受け取れなくなってしまいます。

履歴書にはどのように記載する?

自己都合退職の場合、「一身上の都合により退職」と記載するため、面接の際に詳しい退職理由を聞かれ「すぐに辞めてしまうのでは?」と疑われることも多いと思います。
一方、会社都合退職の場合は「会社都合により退職」と記載することができるため、面接官からしても「会社都合なら仕方がない。」と受け取ってもらいやすいです。
このように書類に記載する文章で印象が変わってきますので、転職にも有利な可能性があります。

まとめ


ここまで会社都合退職のメリットを中心にお話してきましたが、本来、突然職を失う(退職の30日以上前に通告されます)ことは生活への不安も大きいため避けたいものですよね。
コロナ渦ということもあり、会社都合退職になってしまうパターンも多いかとは思いますが、失業保険などの制度にも頼って、新しい仕事を探していきましょう。