面接で聞かれる質問や流れ | ディラキャリ

面接で聞かれる質問や流れ

①面接の流れを理解する

転職活動の面接選考を突破するためにぜひ覚えておきたいのが、面接の基本的な流れです。
どんな企業を受けたとしても、面接の流れはほとんど同じになります。なぜなら、採用担当者が面接で知りたいことはどんな企業でも共通しているからです。
面接の流れを理解すれば、採用担当者が面接で知りたいこと、評価基準が理解できるということです。

【面接での面接でのやり取りは大きく5つに分けると】

●「自己紹介・自己PR」
●「転職理由についての質問」
●「志望動機についての質問」
●「活かせるスキルや経験についての質問」
●「逆質問(面接官への質問)」

という5つで構成されていると考えてください。

②自己紹介・自己PR

面接は通常、「自己紹介・自己PR」から始まります。
「自己紹介をしてください」と言われることもあれば、「経歴を交えて自己PRをお願いします」といった言葉をかけられることも多いようです。
この質問によって面接官は、「活躍できそうか」という判断をします。「活躍できそう」と思わせられればしめたもの。以降のやり取りにも面接官の熱が入り、「採用するための質問」に変化していくからです。

【回答のポイントは大きく分けると3つあります】
●目を見て、ハキハキとジェスチャーを入れる
●端的に仕事での実績が分かる会話内容
●応募企業、志望職種で求められるスキル・経験

※これらを頭に置いて1~2分で回答します。長すぎるのはNG。
結論から始め、できる限り簡潔に回答するのが基本です。

③転職理由についての質問

自己紹介・自己PRに続いて質問されるのが「転職理由」。つまり、なぜ現職・前職を辞めようと思ったのかです。
この質問によって面接官は、「自分の会社で同じようなことが起きて辞めてしまわないか」を知ろうとしています。

不満があって転職をしようとしていることは面接官も理解しているので、変に取り繕った内容や面接用の理由を作る必要はありません。
例えば直接的な転職理由が「1年以上、朝9時から夜の12時までの勤務が常態化していて、改善案を上長に提案したのですが、受け入れられませんでした。
自分自身のキャリアを考えたうえで、もっとインプットに使える時間が必要であると考え、転職を決意しました」
と答えれば、納得感があるうえに向上心のある人と受け止めてもらえるでしょう。

④志望動機についての質問

「志望動機」についての質問で面接官は、
「自社に対する応募の本気度」「自分の会社で長く働いてくれそうか」を確かめようとしています。
この質問に答えるときに面接官に伝えるべきなのは、「なぜ他社ではなく応募先の会社を選んだのか」ということです。
そこに明確な動機がなければ、面接官は「どこでもよかったのではないか」「とりあえず応募してみただけだろう」と捉え、「自社にこだわりがないのであれば、すぐに辞めてしまうかもしれない」と考えてしまいます。

⑤活かせる経験・実績・スキル

面接の終盤になると「活かせる経験・実績・スキル」について、深掘りした質問を投げかけられることが多いようです。
これは、「自己紹介・自己PR」「転職理由」「志望動機」のやり取りでの評価を踏まえたうえで、
「自分の会社で具体的にどのような活躍ができそうか」という点をイメージするためです。
落とすための質問ではなく、選考を通過させるうえで必要になる細かな確認をしていると考えるといいかもしれません。

ポイントは募集職種での業務内容を理解して、それに対して適切な経験や実績・スキルを選んで答えるということ。
面接で失敗する人はこの質問に対して、自分が頑張った話や苦労した話をしてしまいがち。
面接官が知りたいのは、入社後に具体的にどのような活躍が見込めるかです。

⑥逆質問(面接官への質問)

面接の最後には「何か質問はありますか?」と問いかけられるのが一般的。通常、逆質問の内容が選考結果を大きく左右することはないのですが、「特にありません」「大丈夫です」はNGだと考えてください。
面接官は質問の有無によって企業への関心があるかをみています。

待遇や福利厚生などについての質問は避けるのがベターです。仕事そのものよりも条件面ばかりを気にする人と捉えられてしまう可能性がありますし、内定を獲得したあとに確認する機会があるからです。
目の前にいる面接官にしか答えられない質問をするのがいいでしょう。

まとめ

以上の項目を読んでイメージできたかと思います。
ポイントを押さえて、企業の求人情報をしっかりと読み込み、自分の経験・実績のうちの何が、募集職種で役立つのかを考えてから面接に臨みましょう。
これを知っておくのと知らないのでは大きな差が生まれるはずです。