みなさんは、急な病気やケガが原因で働けなくなった時はどうしますか？
1、2日お休みすれば治るような場合は、有給休暇を利用するかと思います。
しかし、長期間の休養を要する病気やケガを負ってしまった場合は、有給休暇が底を尽きてしまい、無給休暇になってしまうかもしれません。
ただでさえ通院費がかかるのに、無給になってしまうと生活も危ぶまれてしまいますよね。
今回はそんな時に利用できる傷病手当金についてご紹介していきます。
病気やケガが原因で会社を休み、事業主から給料をもらえなくなった場合に、被保険者とその家族の生活を守るために設けられた制度です。
傷病手当金を受け取る際は、4つの条件を満たしている必要がありますので、早速みていきましょう。
①業務以外が原因の病気やケガのために療養が必要であること
②病気やケガが原因で今まで通りの仕事ができないと医師が判断したとき
③連続する3日間を含む4日以上、働けなかったとき
④休業期間中に、会社から給料が支払われないこと
これら4つの条件に加え、社会保険制度に加入していることが受給の前提条件になります。
正社員だけでなく、非正規雇用の方も対象となりますので、長期間働けなくなってしまった場合は取得できる可能性がありますので、会社に確認してみましょう。
このように、長期間働けなくなったとしても収入が0になるわけではないため、安心して療養に入ることができます。
ただ支給額は、これまでの給与の約2/3とされています。
通常の生活費に加え、通院費や入院費もかかってくるため、ゆとりのある生活にはならないかもしれません。
厳しい生活にならないため、そして会社に迷惑をかけないためにも、病気やケガには十分に気を付けて生活を送っていけると良いですね。