みなさんは「育児休業」と「育児休暇」の違いについてご存知でしょうか。
とても似ている言葉のため、同じ意味として使われがちですが、
それぞれ異なる意味を持っています。混同してしまわないよう詳しく見ていきましょう。
育児休業とは
法律で定められている制度で、条件を満たすことで、子どもが最大2歳になるまで取得することができる権利です。
育児休暇とは
有給休暇などを利用して、育児のために取得する休暇のことを指します。
育児休業とは異なり、法律で定められている制度ではないため、自主的に取得するものになります。
育児休暇は自主的に取得するものであると前述しましたが、企業によっては独自で育児休暇の制度を設けている場合もあります。
例えば、通常の有給休暇とは別に、育児に使うための有給休暇を付与したり、育児休業の条件を満たさなかった労働者に対して休暇を設けるといった例があります。
このように、企業独自の制度が整備されている場合は、就業規則に記載されていますので、上司とも相談の上、困った際には取得可能な制度がないか確認してみましょう。
子育てしながら働くお父さん、お母さんにとっては育児休業だけではカバーしきれない部分がたくさんあるかと思います。
夫婦ともに会社に復帰してからも子どもの突発的な体調不良での通院や保育園の早退、運動会やお遊戯会などの行事ごと、
予防接種などで、有給休暇や子の看護休暇はあっという間に無くなってしまいます。
ご自身が務めている会社に独自の制度がないか、あれば利用することも考えてみてはいかがでしょうか。