Uターン・Iターン・Jターンとは | ディラキャリ

Uターン・Iターン・Jターンとは

新型コロナウイルスの影響で地方での暮らしに関心が高まっている中、「Uターン就職」、「Iターン就職」、「Jターン就職」について情報収集をされている方も多いのではないでしょうか?
今回は、地方在住の筆者が実際に感じている田舎暮らしでのメリット、デメリットも交えて解説していきます。

①Uターン就職とは
生まれ育った地域以外で大学進学や就職をしたのちに、出身地に戻り就職することを意味します。
例)福井県で育つ→東京の大学に進学し卒業→福井県に戻り就職

②Iターン就職とは
生まれ育った地域以外の慣れない地域で就職することを意味します。
例)東京で育つ→地元の大学に進学し卒業→福井県で就職

③Jターン就職とは
生まれ育った地域以外で大学進学や就職をしたのちに、出身地に近い地方都市で就職することを意味します。
例)福井県で育つ→東京の大学に進学し卒業→石川県金沢市で就職

田舎暮らしのメリット

①物価が安く、お財布に優しい
食費や土地、アパート代等が都会と比較して安いため日々の生活費を抑えることができます。
日々かかるコストを抑えられる点はありがたいですね。

②満員電車に揺られることがない
地方は車社会の地域が多いため、通勤時は1人の時間を確保できます。
中には電車やバス通勤の方もいらっしゃいますが、都会ほど満員になることは少ないです。

③人口密度が低いため、落ち着いて生活できる
地方では都会のように高層マンションが立ち並ぶことも無ければ、人混みを歩くこともありません。
県庁所在地であっても山や田んぼに囲まれている地域が多いため、空気も新鮮です。

田舎暮らしのデメリット

①仕事が少なく、給与が低い
メリットとして物価の安さを上げましたが、その分、都会と比較して給与自体が少ないです。
そのため地方に移住したからといってお金が余る訳ではなく、逆に切り詰める必要もあるかもしれません。

②1人1台の車が必須
最寄りの駅やバス停の近くに会社や商業施設があるわけではない上に、電車やバスの本数が極端に少ないため、1本の乗り遅れが大遅刻に繋がります。
地方では公共交通機関での通勤が現実的ではないため、1人1台の車を所有しているケースが多いのですが、その分、車の維持費が発生するため、このような事情からも生活費を切り詰める必要がでてくることがお分かりいただけるかと思います。

③商業施設が少ない
外食や商業施設に行くにしても車が必須の移動距離の家庭がほとんどです。
さらに近隣で行ける店舗となると件数がかなり限られてくるため、毎週同じ商業施設に行くことになります。
そのため、都会の暮らしに慣れている方にとっては窮屈な休日になってしまうかもしれません。

まとめ

地方での暮らしが、なんとなく想像つきましたでしょうか?
コロナ渦によってリモートワークが浸透してきた現代では、わざわざ地方の企業に就職せずとも今の仕事を継続し、都会での給与をキープしながら地方へ移住することも現実的になってきています。
またこのような状況から「地方での暮らしが合わなければ、都会に戻る」ということが以前よりも格段と気軽にできるようになりました。
少しでも田舎暮らしに興味があり、リモートワークが可能な方は、数週間だけでも試してみてはいかがでしょうか?
田舎暮らしと都会暮らしの両面を知ることで、どのような暮らしが1番合っているのかを知るきっかけになればと思います。