介護休暇とは | ディラキャリ

はじめに

みなさんは家族の介護について考えたことはありますか?
両親や祖父母だけでなく、配偶者や子どもが、介護を必要とする状態が突然やってくるかもしれません。
そうなった場合、これまで通りフルタイムで働きながら、家族のサポートをするということが難しくなってくる可能性が十分にあります。
そんな時に利用できる「介護休暇」という制度についてご紹介していきますので、いざという時のため備えて詳しく知っておきましょう。

介護休暇とは

病気やケガ等によって、2週間以上の期間にわたり常時介護が必要となった家族をサポートするために取得できる休暇のことを言います。
また同居していない両親や、婚姻届を提出していない事実婚のパートナー、義両親も対象家族の続柄に含まれ、
対象の家族1人につき年間5日まで、2人以上の場合は年間10日間まで取得可能です。

介護休暇を取得するには

要介護者が家族にいる場合、雇用期間が6カ月以上あれば、正社員やアルバイト、パートなど雇用形態問わずに取得することができます。
介護休暇は、家族の介護のために突発的なお休みを取得できる制度ですので、当日申請が可能です。
さらに法律で定められている制度のため会社側はこの申請を拒否することはできません。
ただし介護休暇は一般的には無給になりますので、有給休暇がたくさん残っている場合はそちらを優先的に使用し、使い果たしそうになった際に介護休暇を使用する方が良い場合もあります。
介護休暇は時間単位での取得が可能ですので、有給休暇とのバランスを見て利用するのが良いかもしれません。

まとめ

家族の年齢に関係なく、病気やケガによって突然、介護が必要な状況になる可能性は誰にでもあります。
そんな困った状況が起こった際に「介護休暇」が利用できる可能性があります。
条件さえ満たしていれば取得できる制度ですので、ご自身の身体を崩してしまわないためにもこのような制度を利用し、
家族をサポートできる体制を整えていくことが大切です。