ダブルワークとは?注意点も合わせて解説 | ディラキャリ

ダブルワークとは?

正社員のように正規雇用されている人が、本業の給与を補填するために、他の仕事も行うという考え方がダブルワークです。
近年では「ダブルワーク可」とする企業も増えてきていますが、会社によっては禁止されている場合もあります。「基本給がなかなか上がらないから他の仕事を始めたい! 」、「新しい仕事にも挑戦してみたい!」という思いからダブルワークを考えている方も沢山いらっしゃるかと思いますが、まずはご自身が務めている会社では副業が許されているかを確認することから始めましょう。ダブルワーク禁止と知らずに新しい仕事を始めてしまうと、場合によって罰則を受ける可能性がありますので十分気を付けてください。
それでは早速、詳しい注意点を見ていきましょう。

気を付けなければならない点

①ダブルワークが会社で禁止されていないか
本業でもダブルワーク先でも禁止されていないかの確認は必須です。先述した通り、就業規則でダブルワークが禁止されている場合は他で働くことは避けましょう。減給や降格、最悪の場合解雇になってしまっても仕方がありません。
一方で、2018年は副業元年と呼ばれており、多くの企業でダブルワークが解禁され、話題になりましたね。ご自身が勤めている企業でもダブルワークが認められている可能性がありますので、不明な場合は、一度人事などに相談してみてもよいかもしれません。

②確定申告
ダブルワークを始めるともちろん収入も増えます。ダブルワークでの年間所得が20万円を超えてしまう場合は、確定申告を行う必要があるので注意しましょう。また確定申告を行える時期は「収入があった翌年の2月16日から3月15日」と決まっているのですが、 この期間を過ぎてしまうと延滞税などのペナルティが課されてしまいます。確定申告に必要な「確定申告書」についてはインターネットでもダウンロードすることが可能です。期間が過ぎてしまわないよう前もって準備をしておくことをおすすめします。

③情報漏洩
同業他社へのダブルワークはNGとしている企業もありますが、本業で得た情報を他に転用することは就業規則で禁じられているかと思います。発覚した場合は、解雇される可能性がありますので、気を付けましょう。

メリット・デメリット

ここまで注意点を述べてきましたが、ダブルワークにも良い点・悪い点があります。総合的に判断しご自身に合った働き方か想像してみましょう。

【メリット】
●収入が増えるため生活が潤う
●交友関係が広がる
●本業だけでは得られない経験ができる
●スキルアップに繋がる可能性がある

【デメリット】
●スケジュール管理が大変
●プライベートな時間が減る
●体力面、精神面共に疲労を感じやすくなる

まとめ

ダブルワークを行うことで収入が増えるだけでなく、ご自身のスキルアップに繋がる経験を沢山積むことができるかと思います。一方で人一倍労働時間が増える訳ですから、その分体調管理が難しくなったり、プライベートな時間が少なくワークライフバランスを保つことが難しくなるかもしれません。ご自身にどういう目的・目標があるのかを明確にした上で、本業以外の仕事にも挑戦していくのが良いのではないでしょうか。